建築物点検調査業務
Inspection survey
特定建築物定期調査報告
特定建築物定期調査報告とは、高層建築物や大規模商業施設など、特定の建築物に対して法律で定められた定期的な点検と報告のことを指します。
この定期報告は、建築物の安全性や適正管理を確保するために実施されます。調査報告には、建物の構造や設備、電気・機械・消防設備などの点検、評価が含まれています。調査によって、建物の欠陥や問題が特定され、必要に応じて修理やメンテナンスを行い、建物の安全性や維持管理の水準を確保することが目的です。
特定建築物定期調査報告は、建物の所有者や管理者、または専門の調査業者が実施します。報告書は、建物の管理者や所有者、関連する行政機関に提出されます。
なお、特定建築物定期調査報告の具体的な項目や検査方法は、建物の種類や法律によって定められた基準によって異なります。
特定建築物定期報告 調査内容
⚫︎特定建築物調査
特定建築物検査とは、高層ビルや大型商業施設など、法律で特定された建築物に対する定期的な点検・検査を指します。この検査は、建築物の安全性や維持管理の水準を確保するために実施されます。
建物の耐震性、構造、設備などを検査することで、建物の欠陥や問題を早期に発見し、修復やメンテナンスを行い、建物の安全性を確保することが目的です。
検査項目や検査方法は、建物の種類や法律によって定められた基準によって異なりますが、一般的には、建物の外観・構造、電気・機械・消防設備、配管・排水などの点検が含まれます。
特定建築物検査に合格することができれば、建物の安全性が確保されたことになり、建物の利用者にとって安心で快適な環境を提供することができます。
⚫︎建築設備検査
建築設備検査とは、建築物に設置された各種設備(電気設備、給排水設備、空調設備、エレベーターなど)について、安全性や機能性などを確認する点検のことを指します。
法令に基づいて定期的(毎年)に行われ、建築物の安全性や快適性を確保するために必要なものです。また、定期的な点検によって、故障や劣化が発見され、修理や交換などのメンテナンスが適時に行われることで、トラブルを未然に防止することができます。
具体的な検査項目や検査方法は、建築物の種類や設備の種類によって異なりますが、一般的には、火器(ガス器具)使用室においての換気機器の動作確認・換気能力値の測定、排水管の詰まりや漏水の確認、空調設備の風量や温度の測定、非常用照明の点灯確認、エレベーターの運転試験などが含まれます。
⚫︎防火設備検査
防火設備検査とは、建物の火災に備えて設置された防火設備の点検・検査を指します。防火設備は、建物内の火災を早期に発見し、拡大を防ぐことで、建物の安全を確保する重要な役割を担っています。防火設備検査は、このような防火設備が正常に機能することを確認するために実施されます。
具体的には、防火扉や防火壁、消火器、自動火災報知設備、スプリンクラーなどの防火設備の点検・検査が行われます。これらの設備が正常に機能しない場合、火災が発生した場合に建物内の人命や財産に深刻な被害をもたらすことがあります。
検査項目や検査方法は、法律や規制によって異なりますが、一般的には、設備の点検・動作確認などが含まれます。
防火設備検査は定期的に実施することが重要です。定期的な検査によって、防火設備の不具合を早期に発見し、修復することで、火災の被害を最小限に抑えることができます。
⚫︎外壁検査
外壁検査とは、建物の外部にある外壁や屋根などの点検・検査を指します。外壁は、建物の外部と内部を分離し、建物の耐久性や防水性を確保する役割を持っています。外壁に欠陥や問題がある場合、水漏れや劣化、腐食などが生じ、建物の安全性や快適性に影響を与えることがあります。
具体的には、外壁のひび割れや崩落、腐食、変色、サビ、防水層の劣化などを点検します。
検査項目や検査方法は、建物の種類や年数、構造などによって異なりますが、一般的には、目視による点検や、人による打診検査や、また、建物が高層である場合には、高所作業用の機器を使用することがあります。
赤外線照射による内部診断も可能になり、地上から又はドローンを使用した検査も可能です。
外壁検査は定期的に実施することが重要です。定期的な検査によって、建物の耐久性や防水性を確保し、建物の寿命を延ばすことができます。また、点検結果に基づいて、修理や改修を行うことで、建物の安全性や快適性を維持することができます。