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建築家、電気設備設計士、電気空調設備設計士、3DCGクリエイター、フォトグラファーの面々が集まり、建築に関するトータル的なプロデュースやヴィジュアライゼーション等、建築に関する様々な案件に携わっています。

設計製図実務者の為のAutoCAD講座開催  BY M.T

皆様、こんにちは。
昨日の事ですが、建築士さん方を交えて、
日常的に設計製図で使われているAutoCADについて、作図効率を少しでも上げていくための
基本的なコマンドや印刷に関しての操作を掘り下げていくといった、ちょっとしたテクニック講座を
Arch-Tlive長岡オフィスで開催しました。

内容としては、下記のような事柄です。

・連続オフセット
・ポリラインの編集
・ラスターイメージ参照と画像埋込の違い
・挿入した画層の枠線を消したい時の操作
・文字の置き換え
・フィルタ操作
・ページ設定の他図面への流用
・モデル空間にたくさん作図されてある図面のバッチ印刷
・画層のグループ分け
・デザインセンターの使い方

などなど。

私自身は軽~い気持ちで今回のネタを用意したのですが、
AutoCADは、合理的な方法でも、一般的な方法でも、様々なアプローチで図面を作成できるゆえ、
普段AutoCADを使われている皆さんは、ご自身の慣れた使い方以外は使わない、もしくは知らないと言ったことが多いようで、
上記の掘り下げ講座が予想外に盛り上がり、
1時間半程度で終わる予定が、3倍くらいの時間、

「そんなことできるんかー!」とワイワイ白熱しました(^▽^)/

過去に初心者向けにAutoCADを指導していた経験はありますが、
実務者に対してこの手のネタを伝える方が、随分喜ばれるのだとわかり、嬉しい限りです。

ウチのオフィスは狭いので、たくさんの方は呼べませんが、
また違う方々にも今度、順々に伝えていければな~と思っています。

 

 

ストリートビューで見れます! By H.H.

なんと、私自身は今年初の投稿です。(汗)

 

若い頃に比べると、文章を連ねることの根気がなくなったのかと言いワケを考えてみるけど、正直なところ、日々の仕事やあれやこれやで忙殺しているだけだと思います。

あと、ちょっとしたネタもなかなか浮かばないというのもあるのでしょうね。

せっかく、WEBサイトも更新したことですので、ブログもせめて月1回は書くよう、努力してみます。

 

 

さて、そんな前置きは置いておいて、ふとストリートビューで自分の設計した建物がどう見えるか眺めてみると、なんといつの間にか建築の中にも入り込めるようになっているではありませんか!!!

これって、どうやって設定するの?

今度、園長先生に聞いておこう。(笑)

 

そのストリートビューがこれ↓

 

ご覧のように、当該敷地に小さな水色の丸が数個あります。

これは、ストリート・ビューで見ることができるという印です。

 

では、早速何箇所か覗いてみましょう。

まずはエントランス。

進行方向の矢印に沿って内部に入っていけることが分かります。

施設内部はこんな感じ。

反対方向から眺めると、こんな感じ。

園庭にも出ることができます。

どうでしたでしょうか。

皆さんも自分で設計した建築がストリート・ビューで見れるかもしれませんよ。

 

それにしても、どうやって設定するのでしょう。

ホント、気になる。。。(笑)

Arch-Tlive 日帰り旅行 by M.T

相当久々の更新です。
先週くらいの話になりますが、Arch-Tlive全メンバーで初めて小旅にでかけました。
方々忙しかったため、今回は皆が一旦落ち着いたという滅多に無い機会。
なので日帰りで決行!
京都から香川県の男木島へ。
A-Tメンバーなべさん運転のベストカー〇〇〇〇(〇が4つついたやつ?)に乗って片道3時間弱で高松に到着。

 

めおん号に乗って・・・
めおん号に乗って・・・

 

そして高松港で乗船券を買ってから片道30分くらいでしょうか?
のんびりと船は瀬戸内海を航行します。

 

ゆるり瀬戸内

 

船は女木島を経由して行く。
船は女木島を経由して行く。

 

さわやかな海風に吹かれながら・・・

 

 

男木島に着けば、「男木島の魂」という建築がお出迎え。
一応建築関連チームですし、抑えとかんとね(〃艸〃)ムフッ

男木島の魂
男木島の魂

 

瀬戸内BLUE
瀬戸内BLUE

 

やさしい影
やさしい影

 

島は急な坂が続き、民家が坂道沿いに密集しています。

街並み。
街並み

 

坂を上っていると思いがけず、咲き出した桜に出会いました。
じつはこの時、京都方面ではまだつぼみでしたので、
いきなり綺麗な桜に出会うとは思ってもいませんでした。
瀬戸内海の青と桜、実に綺麗で。。。

桜が咲いていました。
桜が咲いていました

 

島のおばあちゃんが素敵!
島のおばあちゃんが素敵!

 

実はこの男木島、猫の島でして、島内のいろんな所に猫がいます。

にゃんちゃんがお出迎え(^▽^)/
にゃんちゃんがお出迎え(^▽^)/

 

仲むつまじく。
仲むつまじく。

 

モデルさんみたいだ(笑)
モデルさんみたいだ(笑)

 

約2時間ほど島内を巡り、最後は滅多に撮らない集合写真を💦

A-Tメンバー一同。
A-Tメンバー一同

 

帰りもこの船で。
帰りもこの船で。

高松市内に戻って、お茶をしていたら、高松に住む僕の小学生の頃からの友人が
会いに来てくれました。
これまた急な話で滅多に無い機会。
本当に短い時間でしたが、こちら側の不意で平日な旅にもかかわらず、来てくれてとても嬉しく思いました。
有難う。O君!

タイトな旅行ではありましたが、こうやってメンバー一同でどこかへ行けることも珍しく、
滅多に無いチャンスでしたし、充実した一日になりました♪

さてさて、いよいよ本腰を入れていくArch-Tlive!
今後の展開は如何に!?

来年に向けて by H.H

今年も残すところ、5日になりました。

今年は、Arch-Tlive(アークトライブ)が徐々に進化してきた一年となりましたが、具体的な進化というとなかなか言葉が見つからないのが現実です。

しかし、来年はありきたりな言葉ですが、飛躍の年とします!

いずれ、当ブログでその進化の様子をご覧頂けるかと思いますが、その時までのお楽しみということで、今日は今年竣工した建築のパースをアップしておきます。

既にアップしたこともある画像もあるかと存じますが、一年を振り返る意味でまとめてご覧ください。

 

このパースは、今年、竣工した子供の施設です。

竣工写真も我がグループのメンバーが撮りました。

いずれ近い日にその写真もアップしますので、お楽しみに。

1階リビングは大きな開口と吹き抜けがあって、とても開放的です。

木をふんだんにつかったので、園庭と馴染んで大人も子供もまったりできます。

この建築の最大の特徴がこの大きなウッドデッキです。

ご覧になると分かるかと思いますが、園庭との段差にはコンクリートの階段を設けていますが、現場でウッドステップに変更され、更に安全性と木のぬくもり度がアップしています。

 

最後に建築の全景パースですが、これは私の好きなAutoCADのクラウド・レンダリングで背景は港の風景を選んでいます。

実際には普通の住宅街に建つ施設なんですが。(笑)

 

以上、去年竣工した子供支援施設でした。

設計施工は安井杢工務店です。

設計全般を協力させてもらいました。

 

では、来年も建築のため、その建築を使う人々のために頑張りますので、Arch-Tlive(アークトライブ)をご指導いただきますよう、スタッフ一同よろしくお願いいたします。

鉄骨階段を描こう! by H.H.

Arch-Tliveの堀川です。

またしても前回の更新から間が空いてしまいました。

連日、

「多忙だ!時間がない!」

と言い訳していてはブログの更新は永久にできないと思うので、久々の更新に挑みました。

 

今日は複雑な鉄骨階段を作図した1つの事例をご紹介します。

建築の形状が複雑で、階高がマチマチの上、途中階のテラスで乗り換える避難階段ということで、いきなり図面化するのに骨が折れると考え、図面化する前にAutoCADで3Dモデルを作成しました。

その3Dモデルのレンダリング画像が↓です。

ちなみに、建築本体と合成した画像が↓

AutoCADには3Dモデルを断面や平面で切り取るコマンドがあります。

そのカット図面を肉付けして作図していくと下図のような図面が完成します。

具体的な作図方法を紹介したいところですが、きっと本が1冊書けちゃうくらいの情報量なので、サクッと割愛いたします。(笑)

私にはよく分からないのですが、こういった複雑な階段をBIMソフトで作図できるのでしょうか?

決してBIMを侮っているわけではなく、単純な興味本位です。

思いつくまま、BIM本を買ってはみたのですが、まだまだ敷居は高いような。。。

ドローン技術の活用 by H.H.

Arch-Tliveの堀川です。

ここ数ヶ月多忙につき、ブログの更新が遅くなってしまいました。

今日、更新できたということは、少し落ち着いたとも言えますが。。。(笑)

 

さて、我がコラボ・チーム『Arch-Tlive(アークトライブ)』で制作した建築CGと現況写真との合成レンダリングを、昨日2カット納品完了いたしました。
残り、1カットありますが、ようやく峠を越えたと思います。

 

今回、我々に与えられた使命は、建築CGレンダリングと現地写真との合成で、全部で3カット!

その作業は難航を極めました。

 

最初のカットである見上げパースは、現場工事監理をされている方に写真を撮ってもらいました。

本来、現地に赴き、我々が自ら写真を撮りたかったのですが、その出張経費は捻出できないとのことで断念しました。

 

あとの2カットは鳥瞰パースで、鳥瞰CGと合成する空撮写真はドローンを活用しました!(ドローンは、お客様サイドで調達)

ドローンで撮影した写真撮影ポイントは、予めAutoCADでレンダリングするカメラ位置情報を伝えることが先決です。
AutoCADでは、図面上に「物理的位置」を割り当てることができ、そこから緯度経度のデータ抽出ができます。

すなわち、方位やスケールを正確に合せたmap上に建築モデリングデータを置くことができるのです。

下図が実際に今回の建築位置をドロップした際のAutoCAD画面となります。

 

 

次に、建築モデルをレンダリングするカメラ位置の緯度経度を読み取るために、コマンド「位置をマーク・点を指定」を実行します。【下図①】

予めカメラ位置をスナップしやすいように線分の端点などを用意しておくとよういでしょう。【下図②】

そのマークをした位置のプロパティを確認すると、緯度、経度の情報が読み取れます。【下図③】

 

 

以上、AutoCADで得た緯度、経度、高度情報をドローンのオペレータに伝え、写真を撮ってもらいます。

残念ながらカメラのターゲット位置までシビアに設定はできないので、可能な限り写真をたくさん撮っておいてもらいます。

実際にドローンで撮ってもらった写真が↓です。

 

 

ここから先の作業は、レンダリング画像の制作スタッフと、写真と合成しレタッチする制作スタッフの出番です。

今回は客先のご要望も多岐にわたったので、通常制作時間の倍以上は費やしたと思っています。

そして制作スタッフの努力のタフな精神力をもって、ようやく2カット納品しました。

現段階では納品したばかりで、いずれ地元広報誌等に載せるようなので、当ブログでは最終成果品はアップできません。

 

それもちょっと寂しいので、イメージ画像だけアップしておきます。

 

 

今回の業務によって、ドローンの可能性の一端を垣間見たような気がします。

近い将来、Arch-Tliveとしてドローン導入に向けて頑張ろう!

クラウド・レンダリングの話 by H.H.

Arch-Tlive(アークトライブ)の堀川です。

 

去年、AutoCADのIBLを紹介しました。

その時の投稿記事がこれ↓

AutoCADのIBL by H.H.

 

IBLを使えばAutoCAD一本で高品質なレンダリングが作成されますが、実はオートデスクではクラウド・レンダリングという機能も備えています。

そう、言葉の通り、クラウドにデータを送ってオートデスクの強力なレンダリング・エンジンにより実行するという優れものなのです。

 

クラウドなので、今、自分のパソコン作業を止めずに仕事を継続させることができるし、レンダリングが完了したらメールで通知してくれるので便利この上ない。

正直、メールで通知されるのを待つまでもなく、すぐにレンダリングは完了しますが。。。

 

そのクラウド・レンダリングを使う際の注意点はひとつ!

クラウド・クレジットが必要となります。

詳細はオートデスクのwebサイトで確認していただきたいのですが、皆さんが使用しているオートデスク製品によってクラウド・クレジットの数が違っています。

私の場合、現時点で70クレジットです。

 

より高品質なクラウド・レンダリングを実行する際にクラウド・クレジットを消費していきますが、低解像度なクラウド・レンダリングであればクラウド・クレジットはかかりません。

何度かレンダリング・テストを繰り返し、納得のいく画像が得られそうになったらクラウド・クレジットを使って、高品質なクラウド・レンダリングを実行すればOKです。

 

とまぁ、長々とした説明はこの辺にしておいて、全5種類のクラウド・レンダリングをご覧ください。

 

外観パース_子育て支援センター【竣工】_イメージ02【道路】

【道路のイメージ】

外観パース_子育て支援センター【竣工】_イメージ02【草原】

【草原のイメージ】

外観パース_子育て支援センター【竣工】_イメージ02【川岸】

【川岸のイメージ】

外観パース_子育て支援センター【竣工】_イメージ02【港】

【港のイメージ】

外観パース_子育て支援センター【竣工】_イメージ02【遊歩道】

【散歩道のイメージ】

 

いかがでしょうか?

計画された建築がマッチする景観を選択すればいいです。

叶うなら、日本の原風景もあればいいなって思っていますがオートデスクさん、ぜひ作ってください。(笑)

老人ホームの地鎮祭に参加しました! by H.H.

Arch-Tliveの堀川です。

 

昨年から設計協力してきました老人ホームの地鎮祭に参加してきました。

建築図面はもとより、特に建築CGパースに力を入れ、定例会議においては強力なプレゼンテーション・ツールとなりました。

その外観パースの一部をご覧ください。

 

最初の画像はアプローチから見た施設のパースです。

以下、もう説明なしでご覧あれぇ~。

20170411_Image1

20170411_Image6

20170411_Image2

 

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20170411_Image5

いかがでしたか?

いずれもAutoCADでモデリング&レンダリングしています。

設計の打合せ段階では、添景も作らず、建築だけのレンダリングを提示します。

その都度、設計変更があるので、背景を作る余裕がないのですが、背景に手間をかけなければ迅速なプレゼンテーションが可能となります。

しかも、AutoCADでモデリングしているので、そのモデルからAutoCADの2D図面の下図制作も可能です。

その辺の解説はまた後日に回しますが、まだまだAutoCADは使えますよ!

ウッドデッキがある子供の施設写真 by H.H.

Arch-Tliveの堀川です。
長かった冬も終わったかと思えば、連日4月初旬にしては暑い日々が続いていますが、皆さん体調はいかがでしょうか?

さて、本日は私が設計担当した建築の完了検査がありました。

検査は15分程度で無事完了。

 

検査終了後、写真を何点か撮ったので、それをアップしてみましょう。

 

まずは、AutoCADで作成した外観パースが↓

外観パース_子育て支援センター計画【G案】_イメージ03

そして、実際の現場で撮った写真が↓

Blog_IMG_1574

当然ながら、周りのもので建築の全景が見えないのは仕方がないですよね。

 

この建築の特徴はなんといってもウッドデッキのテラス。

例によって、AutoCADで作成したイメージパースが↓

内観パース_子育て支援センター【実施】_イメージ16

その写真が↓

Blog_IMG_1563 Blog_IMG_1564

いかがでしょうか?

背景はデフォルメしすぎ?ですが、分かりやすいですよね。

 

ウッドデッキには大きな屋根がかかっています。

Blog_IMG_1573

現在、外構工事が急ピッチで行われ、4月下旬には完成予定です。

 

以上のように、Arch-Tliveでは建築完成イメージパースを作成しています。

実際の建築が建つまでのイメージを建築主と共有しながら設計を進めていく強力なアイテムとなっています。

AutoCADの矢印 by H.H.

みなさま、ご無沙汰しております。
Arch-Tliveの堀川です。

ようやく春めいてきた感がありますが、朝夕はまだ冷えますね。

うちの子もインフルエンザにかかりましたが、私は今のところうつっていません。

 

さて、今日は3Dの話ではなく、AutoCADの2Dの作図機能でちょっと知っておけば便利なテクニックのお話です。

下図のような矢印、皆さんはどのように作図していますか?

20170302_Image1

「ポリライン」コマンドを使うと、実にスムーズに描けるのです。

まず、AutoCADの「ホーム」タブ、「作成」パネルの「ポリライン」を実行します。

任意の部分でクリックしたら、マウスの右クリックメニューを出し、その中から「幅」を選択します。

20170302_Image2

「始点での幅を指定」と出たら、「0」「ENTER」します。

続いて、「終点での幅を指定」と出たら、「10」「ENTER」とします。

長さは適当でいいのですが、カーソルを右方向で移動させ、ここでは「10」「ENTER」とします。

そうすると、下図のような矢印の先端部分が描かれます。

20170302_Image3

引き続き、矢印の棒部分を描きます。

先程と同様に、マウスの右クリックメニューを出し、その中から「幅」を選択します。

「始点での幅を指定」と出たら、「3」「ENTER」します。

続いて、「終点での幅を指定」と出たら、「3」「ENTER」とします。

20170302_Image4

適当な長さの棒線を引きます。事例では「15」「ENTER」とします。

 

以上のようにすると、簡単に矢印が引けました。

 

このテクニックを駆使すれば、様々な矢印が引けるでしょう。

ぜひ、参考にしてください。